高校野球と学校の規模

8月2日まで、女子硬式野球選手権大会があっていた。 履正社(大阪)対 作新学院(栃木)は3-4で作新学院が優勝。 作新学院は、男子高校野球でも毎年甲子園に出ているが、女子もやっぱり強い。 どうしてだろうと考えると、学校の規模が他に比べて大きいのがひとつの要因だろう。 学校の生徒数は、普通、1学年200~300人だが、作新学院は1200人くらいいる。 監督の実力もあるが、生徒数の多さからくる、選手層の厚さが違うことも大きな要因。 作新学院は毎年のように栃木県の代表で甲子園に出ているのもうなづける。 私立の良さは、学校区に捉われずに生徒を集めることができる。 これは、県を代表する選手を集めることも可能であり、その県が甲子園で活躍できる可能性を上げている。 しかし、一方では全国からでも選手を集められるので、やり過ぎると地区の代表の戦いのはずの高校野球の本来の姿を見失うことにもなるので、要注意。

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甲子園の予測?

1-0の試合ができるチームはかなり強いって思えるよ。 去年の金足農業の勝ち方をデータで見ると、2-0とか4-3で地方大会を勝っているいるから、接戦に強くて投手を中心とした守備力もあるように見えるんだよね。 逆に大敗した折尾愛真なんかは、去年の予選で16-8とか12-9とかいう勝ち方してるから、戦力的にはあまり強くない印象を持ってしまう。 予選が圧勝し過ぎても、甲子園では意外と勝てないようだ。 去年の星稜は、予選で一失点も取られなかったけど、競ったら負けるだろうな、ってのはある程度予想できた。 こんな事を考えてると、予選の結果を見ると、甲子園での活躍が予想できそうな気がする。 でも、予想が発表されたり、公に活躍が期待されると、それが勝敗に影響することもあるよね。 また、チームの空気感てのも、かなり影響していて、3年前の北海高校の空気感はかなり勝てそうなチームに見えた。 今年は、福岡と大分と沖縄が強いように感じる。 2007年に佐賀北、2010年に興南が優勝して依頼、九州の優勝が遠ざかってる。 ここ7年を見ると、大阪桐蔭か関東勢が優勝していて、中央集権みたいな感じになってる。 SAMは九州出身なので、九州勢には頑張って欲しい。

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面白い試合とは?

2019年7月28日 今日、面白かった試合は、島根県の決勝かな? 開星 対 石見智翠館 9回表に開星が3点を入れて、5-5の同点で延長戦に入った。 その後、なかなか点が入らなかったが、13回表に2点を開星が取ったものの、 その裏に石見智翠館が2点とって、最後は押出のフォアボールでサヨナラ勝ちしたという試合。 延長戦にもつれ込むのは良くあるよね。 確率からいうと、そんなに多くない気がするけど、あれは精神力なのだろうか。 人間は、集中力の持続時間からすると、やはりここぞと言う時に集中する、ということかな? 追い付こう、勝とうとする気持ちが、集中力を上げてるんじゃないだろうか。 13回まで、集中力を続けるとなると、尋常ではなりレベルかな? 人間の気持ちって凄いね。 そんなところにスポーツ観戦者は惹かれるんだろうな、やっぱり接戦は熱いね。 仙台育英 対 東北は15-10で、点取りすぎで、そんなに面白くなかったけど、4-3くらいのスコアが一番面白いかも。 あまり野球観てない人は、接戦よりは点差が開いて、早く安心したいとも思う面もあるようだけど。

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高校野球の選手の頑張り

2019年7月26日 今日は富山県と滋賀県の決勝。 滋賀県はあまり聞かない光泉ってところが勝ち抜いている。 なんでかというと、吉田っていう好投手がいるみたいだ。 吉田投手ひとりが頑張ってるかというと、そうではないらしく、 準決勝は吉田投手抜きで勝っているから、投手ひとりの力でもなさそう。 ・・・ということで、滋賀県の決勝 近江 対 光泉は、1-0で近江の優勝。 光泉は8回のエラーでの失点で近江に負けたので惜しい。 今日は大阪桐蔭とか大分の明豊とか奈良の天理とかの名門が負けてる。 時代が変わってきたのか?というと、そうではないだろう。 強いチームでも負けるときは負ける。 去年の大阪桐蔭は強すぎた。 強い先輩の代の下の代は、プレッシャーが掛るんだよ。 高校野球、春と夏ですら同じメンバーなのに、同じチームで優勝するのは難しいんだ。 高校生くらいの段階はほとんど実力に差があるのではないかも。 どこも厳しい練習してるからね。 日本一、3500校の頂点だもんね。 投手で見ても、甲子園に出て来る平均的な球速は140㎞くらいで、 早くても150㎞ってところだから、実力差は10%~20%に収まってるんじゃないかな? 観戦者側としては簡単に見てるけど、やってる方は凄いんだね。 ギリギリのところで頑張っているんだね。

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バッターの素養?

2019年7月27日 今日の高校野球見どころは? 岡山県の準決勝だけど、創志学園には西投手がいて、 相手も倉敷商だからかなり面白くなるんじゃないかな? 西投手は去年甲子園に出て149㎞を計測して三振を取りまくっていたのが印象的だった。 金足農業の吉田輝星よりも初戦のインパクトが強かった。 今年の記録を見てみると、創成館戦で16奪三振なので、大したもの。 選手の注目はと問われて、投手は見やすいよね。 では、バッターの注目はと問われると、難しいね。 高校の段階で注目されるバッターは、よっぽどのことがないと分からない。 高校通算で20本以上ホームラン打ってるとかね。 今日プロ野球では、広島の高卒ルーキーの小園選手が初本塁打打ったけど、高校2年くらいから、別格だったものね。 高校時代打率が良いからと言っても、木製バット使ってないのでプロとしては未知数だね。 金属バットでは打てるけど、木製になるとだめな人は結構多い。 高卒でプロからのドラフト指名されるのは、案外肩が強い、足が速い、打球を遠くに飛ばせる、 の3つの要素だけを見てるのかも、と思うこともある。 まあ、身体能力が高いのは競技上有利だから、そうなるのかも。 見る人が見れば、守備の安定感とか、バッティングの適応なんかも分かりそうだけど。 でも自分に見定められるかと問われると、それは無理だね。 無駄な動きがなくてうまいなあって感じる人はいるけど、プロに行けるレベルかを判断するのは難しい。 精神的な部分も見なけりゃいけない。 今、西武で活躍している森は、高校時代に大阪桐蔭の西谷監督が、数試合見ただけで森はミート力が非常に優れてる、って評価できたのは相当、名伯楽だね。 また、オリックスの監督はイチローのバッティング技術の高さを一瞬で見抜いたらしいけどね。 ・・・で、倉敷商 対 創志学園は、2-0で倉敷商の勝ちだった。 創志学園の西は、序盤から球速は150㎞を超したが、狙い球を絞られ、10安打を浴びてしまった。 また、150㎞級の投手が、甲子園を踏めなくなった。 残念!

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ピッチャーの素養?

千葉県決勝の習志野の飯塚投手が最速148㎞、木更津総合は篠木党首が最速146㎞、2番手の根本党首は147㎞を計測した。 大船渡の佐々木投手は157㎞出していたのと比べると見劣りするかもしれないけど、高校生で145㎞を超えたくらいからドラフトの候補のリストに名前が載るようになるので、結構な投手が揃っているということ。 高校生の投手だとこんな基準だけど、社会人とか大学生だと、この基準よりも、うまく抑えられるかが基準となってくる。 同じ急速でも、打てるピッチャーと打ちにくいピッチャーがいるでしょ。 例えば、上原は140㎞くらいの球速だったけど、メジャーでも相当抑えていたしね。 一方、ヤクルトの雄平は高校時代150㎞を超える投手だったけど、プロで打者に抵抗してる。 結局投手では最後までコントロールが悪くてうまく結果が残せなかった。 でも、打者としては才能あったから、今の外野手としての地位があるんだ。 昔のピッチャーからの転身としては、あの王貞治。 高校時代はピッチャーでノーヒットノーランを記録していたりしていたよ。 怪我に泣いて一軍出場の無いまま引退した人もいるしね。 球速早いとそれだけ肘や方に負担がかかるから、怪我のリスクも高いんだ。 プロ野球だと150㎞出る投手の殆どが、30歳までに怪我している印象だね。 あの大谷も手術したしね。 大きな怪我が無かったのは、黒田と山本昌くらいかなあ。 いろんなタイプのピッチャーがいるね。

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大船渡の佐々木投手

2019年7月25日 昨日の大船渡は5-0で勝った。 佐々木投手は、あまり調子が良くなかったが、9回シャットアウト15奪三振。 今日は、花巻東だから、相手のレベルを考えると出さないで勝つのは難しいかな。 花巻東には最速149㎞の西舘投手がいる。 しかも、監督はあの大谷と菊地劉生を育てた監督だから手強い。 でも、これまでの試合では、戦力的には他を圧倒している割には、思ったより苦戦しているので、チャンスはあるかもしれない。 ・・・ということで、今日の岩手県の決勝、 大船渡 対 花巻東 の試合は、2-12で花巻東の県大会優勝。 佐々木投手は登板しなかった。 準決勝の時にすでに調子悪かったし、プロでも190球は投げさせないくらいだから、連投は難しいと思っていたけど、さすがに連投は無かった。 大切に育てて欲しいよね。 ある意味良かったのでは?

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高校野球の選手の中には、

僕らは高校野球を見て、応援して、楽しんでいますが、 今年の高校野球の選手の中には、将来的にはプロに行く選手が何人か出るはず。 特に投手はプロに行くとすると、高校野球では酷使してほしくないと思ってしまう。 先日、大船渡の佐々木投手が、200球近く投げていたけど、きっとスカウトも見ていて、冷や冷やものだったでしょう。 高校生は野球してお金もらえるわけじゃないけど、佐々木投手クラスになると、プロになったら年俸数億円くらいにはなるんじゃないかなあ。 大切に育てるべきだけど、高校野球はやっぱりプロへの登竜門という側面があるから、どう取り組むのか難しいところですね。 怪我の無いように祈るのみかな?

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千葉県の準決勝

2019年7月24日 今日の高校野球、注目の試合は、千葉県の 習志野 対 木更津総合 両チームとも右の本格派投手がいて、応援にも熱が入るよ。 習志野の飯塚投手は、最速150㎞のストレートを投げ込んでくるし、木更津総合の篠木党首は浮き上がるようなストレートと切れ味のいいスライダーが武器なんだよね。 習志野は春の甲子園で準優勝してて、木更津総合は去年の夏の甲子園に出てるから、このカードが準決勝なのは、ちと残念な感じ。 さあ、どうなりますか・・・。 ということで、期待していた試合、やあ、期待を超える大熱戦だった。 木更津総合が点を入れれば、すかさずそれに追いついていく習志野という展開。 9回裏、5-4で木更津総合がリードする中、ツーアウト、ランナー無しから、習志野がランナー出した、と思ったら、連打して同点、延長戦にもつれ込んだ。 延長11回の裏に、内野安打の間にランナーが帰って、習志野のサヨナラ勝ちになった。 野球はツーアウトから、って言うけど、その典型的な試合がこの試合だな。

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青森県の決勝

2019年7月23日 今日の全国の高校野球の注目は、青森県の決勝でしょうか。 八戸学院光星 対 聖愛 光星は超重量級の打線で、初回に8点を叩き出す猛攻。 相手は、東北大会優勝の聖愛、そこそこの力はあるはずだが、この8点差は大きいハンデだった。 終わってみれば、12:4で、初回の8点差を引きずった結果になった。 光星は昨年の甲子園出場校の底力を見せた。 それにしても、遠藤選手の2本を含め、ひと試合に4本もホームランが出るなんて、驚いた~。

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